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西濃運輸が配達車両の位置を知らせる「いち知る」サービスを開始

2017年05月11日

Amazon.co.jpは、商品を1時間で届けるPrime Nowサービスにおいて、地図上で配達員の位置を確認できる機能を提供しています。商品を購入した人は、位置を確認して荷物が到着する時間を予測することができます。こうした位置情報を知らせるサービスを法人向け運送サービスに適用したのが、西濃運輸株式会社の「いち知る」(2017年4月24日から提供開始)です。

地図表示-1

パソコンでの地図表示(Copyright(C)2017 ZENRIN CO.,LTD.(Z17LB第131号))

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スマホでの表示(Copyright(C)2017 ZENRIN CO.,LTD.(Z17LB第131号))

衛星測位を利用して車両位置をアップロード

「いち知る」では、顧客が配達予定の荷物の問い合わせをインターネット上で行います。配達車両の位置を確認して何時何分ごろに配達されるかを確認できます。同社のセールスドライバーがその日の配達順に原票ナンバーや配達予定時刻などをハンディターミナルに入力し、配達中はスマートフォン内蔵の衛星測位を利用して車両位置情報を定期的にアップロードします。これにより配達予定時刻にズレが生じても、その遅れを随時反映できます。

案内表示例

遅れを随時反映して案内する

顧客は、配達される荷物を積み込んだ車両の現在地をパソコンやスマートフォンの地図上で確認でき、荷受けを準備する時間時間を調整したり、間違いなく届くという安心感を得ることができます。また、顧客の利便性向上だけでなく、顧客から運送会社への電話での配達確認の問い合わせ件数が減り、業務の効率化にもつながります。将来的には、配達に関するデータを蓄積して自動的に最適ルートを決定して、ナビが経路を誘導するなどドライバーの負担軽減や人材確保への効果も期待できます。

「特積み」業界では初の試み

このサービスは2016年11月より東京都内の配達100コースでパイロットテストを行い、85%の顧客から好評を得たため、2017年4月24日から東京都内の500コースで提供を開始しました。今後は6月から関東圏、11月から全国の約1万8千コースで提供する予定です。
同社は地域ごとに仕分けを行う拠点を持ち、その拠点間の定期的な運送便に貨物を積み合わせて運ぶ「特別積み合わせ貨物運送(特積み)」を行っており、この「いち知る」は、特積み業界では初のサービス実施例となります。

参照サイト

※記事中の画像提供:西濃運輸株式会社(ヘッダの画像はイメージです。)

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