コンテンツです

成田空港、デジタルサイネージでターミナル連絡バスの運行状況を表示

2017年10月23日

衛星測位技術を活用して、バスの位置情報をリアルタイムに配信する「バスロケーションシステム」の導入が各地で進んでいます。バスロケーションシステムは、一般的な路線バスや送迎バスだけでなく、空港など特定エリア内を走るバスにも導入されています。
成田国際空港株式会社は今年8月から、ターミナル間を移動する人の利便性向上のため、空港内の各ターミナル連絡バス乗降場にデジタルサイネージを設置し、バスロケーションシステムによるターミナル連絡バスのリアルタイム運行状況の表示を開始しました。

デジタルサイネージを活用したバスロケシステム

今回導入したのは、株式会社ナビタイムジャパンの「ビジネスナビタイム動態管理ソリューション」のシステムで、GPSを内蔵したバス車載装置により、車両の位置情報(緯度・経度)を一定間隔でサーバーに送信し、バス乗降場までの到着時間などを把握できます。

乗降場に設置したデジタルサイネージ

乗降場に設置したデジタルサイネージ(※画面および筐体デザインはイメージです)

路線バスや送迎バスなどでは、インターネットなどを通じて利用者に対してバスの運行状況やバス停への接近情報などを提供することが多いですが、今回のサービスでは、乗降場に設置したデジタルサイネージを使って利用客にバスの運行状況を知らせます。
これにより、連絡バスの乗降場でバスの到着を待つ利用客は、スマートフォンなどのデバイスを使わなくても、「あと何分でどのターミナル行きの連絡バスが来るのか」「目的のターミナルまで何分かかるのか」といった運行状況をひと目で把握できます。

バスの到着時間などをリアルタイムに表示

サービス内容

サービス内容(※画面デザインはイメージです)

表示内容は、ターミナル連絡バスが到着するまでの時間、乗車時間、そして系統図などで、先発・次発バスの到着時間および乗車時間を系統ごとに表示します。また、バス停車中には、当該バスの行き先を全画面で表示します。

設置場所は第1ターミナル6番バス乗降場、第2ターミナル1番、8番、18番バス乗降場、第3ターミナル連絡バス乗降場の5カ所で、運用時間は4時から24時までとなります。多言語対応で、日本語、英語、中国語(簡体字)、韓国語の4カ国語に対応します。

設置場所

設置場所

参照サイト

※ヘッダの画像はイメージです。本文画像提供:成田国際空港株式会社

関連記事