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夕張市で、車両位置をタブレット管理するスクールバスが稼働

2017年09月18日

地域社会において、路線バスを補完するための新たな公共交通として、事前登録したバス停までバスが来る「デマンドバス」の導入が模索されています。デマンドバスでは、衛星測位機能を搭載したスマートデバイスを活用することで、低コストで乗客の予約状況や車両の位置情報を管理することができます。
こうした中、株式会社ユニ・トランドは、同社のクラウドサービス「バス予約サービス」と「位置情報通知サービス」が、北海道夕張市のスクールバス事業に採用されたと発表しました。今月(2017年9月)から本格稼働しています。

バスにタブレットを搭載して位置情報を管理

地図上でバスの位置情報を確認(サンプルイメージ)

地図上でバスの位置情報を確認(サンプルイメージ)

このサービスは、自治体のデマンドバス・スクールバス用に開発されたもので、予約人数に合わせて運行する車両の変更が可能となり、運行経費に関わる自治体の負担を軽減できます。また、運転手がタブレットを携帯することで、車両の位置情報を把握できるほか、運転手が利用者の乗降場所と乗降人数を正確に把握できます。

予約一覧(サンプルイメージ)

予約一覧(サンプルイメージ)

これにより、バス事業者は、運行させる車両のサイズを、その日の乗降人数に合わせて効率的に配車できます。利用者(生徒)はスクールバスの位置情報をリアルタイムで確認できるため、寒い中、外で長時間待つことがなくなり、保護者は自分の子どもが帰ってくるバスの時間や走行している位置情報を把握できる利点があります。

予約は「いつ」「どの」バスに乗るか選択するだけ

予約サービスの画面(サンプルイメージ)

予約サービスの画面(サンプルイメージ)

予約サービスの画面(サンプルイメージ)

予約完了画面(サンプルイメージ)

予約完了画面(サンプルイメージ)

予約サービスでは、「いつ」「どの」バスに乗るかを選択すれば、簡単にデマンドバスを予約できます。管理者は予約人数や運行実績を確認することができ、運行事業者向けには運行指示書の表示機能も提供されます。

運行実績(サンプルイメージ)

運行実績(サンプルイメージ)

これにより、デマンドバスの運用で起こりがちなバスのサイズと乗車人数のミスマッチを解消し、運転手は紙ではなくタブレットで自動的に停留所ごとの乗車・降車人数を知ることができます。また、運転手が携帯するタブレットに搭載されている衛星測位機能により、デマンドバスの利用者は、車両の位置情報を把握でき、停留所に適切なタイミングで向かうことが可能となります。

※ヘッダおよび本文画像(サンプルイメージ)提供:株式会社ユニ・トランド

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