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東芝がGPS機能付き腕時計型生体センサ「Silmee W21」を11月発売

2015年09月11日

株式会社東芝は、半導体から発電所まで手がける総合電機メーカーで、傘下にはメディカル関連の企業も有しています。そうした総合力を生かして開発された製品が、患者/被験者の活動量を記録し続ける生体センサです。同社では「Silmee(シルミー)」というブランドで製品を展開しており、今年11月、GPS機能を備えた腕時計型デバイス「Silmee W21」を発売します。

行動記録を残せる「見守り機能」も充実

「Silmee W21」の商品画像

11月に発売される「Silmee W21」

「Silmee W21」は、「活動量」「食事時間」「睡眠時間」「会話量」「脈拍」「紫外線量」「皮膚温度」「位置情報」などを検出・記録するほか、ボタン操作による第三者への緊急連絡などの機能を搭載。これらの取得情報やライフログを記録することで自分自身の身体の「見守り」に活用できます。

「ボタン操作による第三者への緊急連絡」機能の仕組み図

ボタン操作による第三者への緊急連絡機能。一人暮らしの高齢者を見守り、防犯対策にも最適です

また、記録したライフログは第三者と共有することもでき、企業向け拡張機能では、体調不良などでセンサが異常値を検出した場合に、予め登録した相手に緊急通知を送信することも可能です。

特筆すべきは半導体事業で培った独自の信号処理技術や、センシング頻度の最適化で、重量38gと軽量ながら2週間の電池寿命を実現していること。部品が軽く、電力消費が小さくなるほど、測位機能はより多くのデバイスに取り込まれていくという雄弁な事例の一つと言えるでしょう。

大分大学と認知症予防に向けた実証研究

東芝は今年4月から3年間、大分大学と共同で「認知症のなりやすさ」と身体情報・生活習慣との因果関係を解明する実証研究を行っています。この研究では、認知症診断に用いられるデータに加え、「Silmee」を用いて日中の活動量、睡眠時間・発話量、摂食状況などの生活データと、体重、血圧、体温、血糖値などの身体データを継続して収集します。

1,000人のさまざまな生活データを「Silmee」を用いて自動的に収集することで、従来の被験者本人の主観や記憶に頼る「問診」中心のデータ収集に比べて、より客観的・科学的に生活パターンを捉えることが可能になります。こうして得られたデータの関係性を検証することで、認知症の発症予防に向けた取り組みに貢献することも目指しています。

参照サイト

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※ヘッダ及び本文中の画像提供:株式会社東芝