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マピオン、地図と位置情報を活用した教育アプリの提供を開始

2016年10月24日

株式会社マピオンはこのほど、教育用のiOSアプリ「マピオン・アクティブラーニングマップ」(仮称)を開発し、教育市場向けに提供を開始しました。これは、地図上に写真やテキスト情報、手描きのイラストなどを自由に入力できるデジタル地図アプリで、地図を利用する社会科や生活科の授業、校外学習、修学旅行などに活用できるものです。

スマートフォンに搭載された衛星測位機能は、さまざまな用途に活用されていますが、その中の1つに写真に位置情報を付加する機能があります。撮影地点の位置情報を付けることで、写真を地図上に自動的に配置でき、どこで撮影した写真なのかを分かりやすく可視化できます。本アプリも、そうした写真の自動マッピング機能を活用したアプリと言えます。

画面イメージ

地図上に写真を自動的にマッピング

地図上に入力した内容は、他の端末へリアルタイムに反映・共有されるため、児童・生徒同士がオリジナル地図を共有しながら、協力して新たな地図をつくり上げることができます。従来の紙地図では難しかった共同編集や作成データの共有・蓄積が可能となると共に、限られた授業時間の中でも効率的に地図を作成できるようになります。

相談しながら地図を協働制作し、それを発表します。

フィールドワークの事前学習では、テキストやアイコンを地図に入力しながら訪問ルートを決められます。また、アプリ上で写真を撮影すると、位置情報をもとに写真が地図上に自動的にマッピングされるため、校外学習や修学旅行のスポット巡りにも活用できます。テキスト入力は音声入力にも対応しているので、誰でも簡単に入力できます。

このほか、生徒・児童の現在地や操作履歴を把握できる機能や、歩きながら端末を操作しようとすると画面上にアラートを表示させる “歩きスマホ” 防止機能を搭載するなど、安全性にも配慮しています。また、作成された地図データはサーバに蓄積されるため、作成した班やクラスだけでなく、学校全体で閲覧したり、他の学校や教育機関と共有したりもできます。さらに印刷機能も搭載しており、アプリ上で閲覧するだけでなく、配布や掲示も可能です。

小豆島の小学校で実証実験を実施

アプリの開発に当たっては、香川県小豆(しょうず)郡にある土庄(とのしょう)町立土庄小学校の協力により、今年6~8月にかけて実証実験のための本アプリを活用した特別授業を行いました。

6月には、土庄小学校4年生の児童28人が、自然観察授業で撮影した生き物や植物の写真を活用して「自然発見マップ」を作成しました。生徒たちは班ごとに話し合いながら、写真を地図上に配置して、気がついたことを書き込んでいき、最後に各班が作成した「自然マップ」を発表しました。

「自然発見マップ」の作成と、班ごとの発表の様子

8月には、土庄小学校4年生88人と豊島小学校全校生27人の交流遠足で、本アプリを活用して、豊島の自然や史跡を撮影しながら地図を作成しました。遠足後に行われた学習発表会では、土庄小学校の児童が6月に作成した「自然発見マップ」と、交流遠足で作成した地図の発表を行いました。

校外学習でのマップ作成と、発表の様子

本アプリを使用した児童からは、「タップするだけなので簡単」「紙で地図をつくるより便利」「みんなで相談しながら工夫してできた」「とても簡単だから、もっと地図のことを調べてみたい」といった評価が得られたそうです。
一方、担当の先生からは、「友だちと確認しながらタブレットに書くことで、児童が話し合う時間が増え、その活動によって理解力が深まった」「紙ベースの地図よりも準備時間の短縮が図れる」との評価が得られました。

マピオンは今後、教育関連市場に積極的に展開すると共に、本アプリで作成された地図データをもとに、自治体の観光マップや防災マップ作成、一般消費者のアプリ利用などに活用することも検討しています。

参照サイト

関連情報

※ヘッダ及び本文画像提供:株式会社マピオン