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クボタ、業界初のGPS田植え機を9月に発売

2016年05月11日
EP8D-F-GS(粒状側条施肥仕様)

ラクエルEP8D-F-GS(粒状側条施肥仕様)

農業機械大手の株式会社クボタが、業界初のGPS受信機を活用した「直進キープ機能」を備えた田植え機を9月1日に発売すると発表しました。

圃場(ほじょう)は秋の稲刈り後に深く掘り返され、翌年に備え土を空気にさらします。春になって再び代掻(しろか)きをして湛水(たんすい)しますが、もともとの地盤に凸凹があるため、どうしても田植え機は蛇行してしまいます。

苗列がうねったとしても、美観上の問題こそあれ稲の生育には関係なさそうな気もしますが、そんなことはありません。日本でつくられるコメは、観光用や山間部などで手植えされる特殊なケースを除き、ほぼすべてが田植機で植えられており、植えた後の除草、施肥、稲刈りなど一連の作業にも機械が用いられています。苗列の直線性は作業効率や収量に大きく関わる問題であり、田植えは「高い精度が求められる稲作基幹作業」と位置付けられているのです。

クボタはこの点に着目し、GPSとジャイロセンサーを用いて圃場での田植え走行時に操舵アシストを行い、非熟練者でも簡単に真っ直ぐに苗を植えられる乗用型田植え機「ラクエルEP8D-GS」を開発しました。

真っ直ぐに苗を植えられる「直進キープ機能」

「直進キープ機能」の解説図版

田植え作業時には、次のように動作します。

1)最初の1列は通常運転で始点Aと終点Bを登録し、「基準線」を設定します。
2)旋回後、植付作業を開始してから「GSスイッチ」を押すことで
  「基準線」と平行になるよう直進自動操舵が働きます(直進キープ機能)。
3)走行中はジャイロセンサーで機体の傾きを検知して直進精度を保ちます。
4)前工程の旋回位置を記憶しており、あぜに近づくとアラームを発出します。
  さらに、自動操舵のままあぜに近づいた場合はエンジンが自動停止します(あぜ衝突防止機能)。

同社は、衛星測位技術を応用した農業機械を「ファームパイロット(Farm Pilot)」シリーズと名付け、今後ラインナップを充実させたいとしています。

参照サイト

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※ヘッダの画像はイメージです。本文画像・図版提供:株式会社クボタ