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古地図にGPSの位置情報を表示できる「Stroly」を提供開始

2017年03月17日

古地図やイラスト地図は見ていて楽しいものですが、その縮尺や位置情報はかならずしも正確ではないため、その上に現在地情報を表示させるのは難しいという課題がありました。こうした課題を解決するのが、株式会社Strolyが提供開始した地図・位置情報プラットフォーム「Stroly(ストローリー)α版」です。

現在地を表示して「絵地図・古地図の上を歩き回る」

Stroly α版は現在、アプリのインストールが不要なウェブブラウザ上での利用が可能で、近日中にアプリのリリースも予定しています。同サイトでは、古地図や、観光案内図などの絵地図(手描きのイラスト地図)をライブラリから検索でき、画面上に表示させた地図に、スマートフォンのGPSが測位した現在地を表示できるので、実際に「絵地図・古地図の上を歩き回る」ことができるのも特徴です。また、古地図や絵地図と、標準的な地図を切り替えて見比べることもできます。

大坂冬の陣大坂城外郭復元イラスト

大坂冬の陣大坂城外郭復元イラスト(画像提供:株式会社Stroly)

さらにStroly α版では、ユーザーが作成した地図を無料で投稿することもできます。地図には、おすすめの店舗やスポットを「ランドマーク情報」として追加して投稿できるほか、地図のカテゴリ情報を追加することで、Stroly収録の地図ライブラリ同様に検索が可能になります。

また、気に入った地図にコメントや現地で撮影した写真などの画像を加えて、SNSにシェアできるほか、無料の会員登録により、お気に入りの地図をマイページに保存できます。古地図や絵地図を見ながら旅行のプランを立てたり、現地で保存した地図を呼び出したりもできます。

古地図と現代地図を連動できる「上野文化の杜マップ」

このStroly社のシステムを使って、上野「文化の杜」新構想実行委員会と東京都歴史文化財団は、上野の古地図やイラストマップが見られるウェブサービスを3月16日から開始しました。

上野文化の杜マップ

上野文化の杜マップの画面例(画像提供:上野「文化の杜」新構想実行委員会/公益財団法人東京都歴史文化財団)

上野文化の杜マップでは、上野の歴史をひもとく錦絵「上野一覧内国博覧会之図」など江戸時代の古地図、そして「上野公園桜マップ」などの現代の地図をGPS付きで見ながら、200カ所以上の見どころ情報を日本語・英語で楽しむことができます。たとえば古地図と現代の地図を連動させて位置情報を表示させるといった形で、実際に古地図の上を歩き回っているような体験をできるのが特徴です。

デジタル化した「京歩きマップ」で実証実験

Stroly社はこのほかにも、京都市と共同で、観光案内標識や配布物をデジタル化した「京歩きマップ」をStroly内で提供する実証実験を実施しています。この実証実験では、京歩きマップおよび市内にある264基の観光案内標識や印刷物に掲載されたQRコードを読み取ることで、スマートフォン上で現在地を確認できます。

マップや観光案内標識のQRコードで現在地を確認

マップや観光案内標識のQRコードで現在地を確認(画像提供:京都市)

京歩きマップは、すでに2月20日から実験が始まっており、来年2月まで1年間続きます。観光案内標識は3月17日からサービスを開始しました。京都市は、この実証実験によって利用状況の分析および効果検証を行い、ICTを活用した観光案内システムのあり方を検討していくとしています。

参照サイト

※ヘッダの画像はイメージです。本文画像提供:株式会社Stroly/上野「文化の杜」新構想実行委員会/公益財団法人東京都歴史文化財団/京都市