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スマホを活用した認知症高齢者の見守り支援サービス「OSN」

2017年09月21日

高齢化社会が進む中、認知症高齢者の行方不明者数の増加が社会問題となっており、その見守りを支援する新たなシステムが求められています。その課題を解決するため、ソフトバンク株式会社は、全国キャラバン・メイト連絡協議会と連携して、スマートフォンの衛星測位機能などを活用した全国横断的な認知症高齢者の見守り支援サービスに取り組むと発表しました。

全国の認知症サポーターの活動を支援

全国キャラバン・メイト連絡協議会は「認知症サポーター養成講座」を開催する厚生労働省の外郭団体で、これまでソフトバンクと共に累計900万人以上の認知症サポーターを養成してきました。
同協議会は、有識者や介護団体、企業などで構成される「オレンジセーフティネット構築委員会」と、その下部組織となる自治体によるワーキンググループを作り、検討を重ねる中で、スマートフォンを活用する新しい認知症高齢者見守り支援サービスの開発に取り組んできました。

自治体の粋を越えた広域での見守り活動を推進する

自治体の粋を越えた広域での見守り活動を推進する

ソフトバンクは、このような取り組みから生まれたiOS/Androidアプリ「オレンジセーフティネット」(OSN)を提供することで、全国の認知症サポーターの活動を支援し、厚生労働省が取り組む、広域での認知症高齢者の見守り事業を推進する方針です。OSNは、2017年度の厚生労働省の認知症総合戦略加速化推進事業に合わせたβ版として提供を開始し、2018年度以降に正式サービスを提供する予定です。

地図上で行方不明者が目撃された位置を確認

OSNのサービスは、認知症高齢者等見守り・徘徊SOSネットワーク事業の協力者のスマートフォンにアプリをインストールすることで、認知症高齢者の見守りを支援します。行方不明者を捜す情報は、事前の設定により、一定範囲内にいる協力者に通知されます。さらに長時間にわたって発見されない場合は、距離設定の機能を使って範囲を広げ、他の自治体にいる協力者にも通知が可能となります。

オレンジ協力隊の位置情報を確認可能

オレンジ協力隊の位置情報を確認可能

また、地図上で、自分以外の協力者の位置や、対象者が目撃された位置を確認したり、対象者と思われる人を撮影した画像を共有したりするなどの機能を活用することで、効率的に対象者への声がけや確認活動を行えます。OSNに搭載されたチャット機能を使ったグループトークを使えば、協力者間でその情報を共有できます。

目撃情報をトーク画面に表示

目撃情報をトーク画面に表示

セキュリティにも配慮されており、行方不明者の顔写真や身体的特徴、服装などを登録した情報は、対象者を捜すことに賛同した協力者だけが閲覧できます。また、対象者が見つかった場合は、発信者からの操作で直ちに協力者のアプリケーションから登録情報が削除されるので、端末に個人情報が残らない仕組みになっています。なお、このアプリを利用するには、事前に自治体への登録が必要です。

参照サイト

※ヘッダの画像はイメージです。本文画像提供:ソフトバンク株式会社