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ドローン飛行支援地図サービス「SoraPass」が提供開始

2016年05月27日

一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)と株式会社ゼンリン、ブルーイノベーション株式会社は、新しいドローンサービスプラットフォーム「SoraPass」を発表し、その第1弾としてドローン飛行支援地図サービス「SoraPassMap」をウェブサイトにて提供開始しました。

(左から)ゼンリン・藤沢氏、JUIDA・鈴木氏、ブルーイノベーション・熊田氏

(左から)ゼンリン上席執行役員第二事業本部長 藤沢秀幸氏、JUIDA代表理事 鈴木真二氏、ブルーイノベーション代表取締役社長 熊田貴之氏

ドローン飛行に必要な情報をデジタル地図上で確認

「SoraPassMap」は、昨年12月に施行された「改正航空法」や、今年4月に施行された「小型無人機等飛行禁止法」に対応した飛行支援地図サービスです。ゼンリンが提供するデジタル地図上に、空港周辺や人口集中地区の飛行原則禁止区域、発電所等の危険区域など、ドローンが安全に飛行するために必要な情報を地図上で確認できます。

SoraPassMap

地図の表示内容を切り替えることも可能で、ドローンの飛行可能施設や、ドローンを飛ばす際に危険な施設(原子力施設、石油コンビナート、発電所、自衛隊基地など)の表示・非表示を選択できます。

「ドローンの飛行可能施設」の表示画面

「ドローンの飛行可能施設」の表示画面

「飛行時に危険となる施設」の表示切り替え

「飛行時に危険となる施設」の表示切り替え

地図が見られるだけでなく、機種名やシリアルナンバー、サイズ、重量などの機体情報や、操縦者の氏名や連絡先、飛行経歴、飛行履歴などを管理する機能も搭載しています。また、飛行申請書類をウェブ上で作成できる機能や、飛行申請を行政書士が代行するサービスも提供します。

「飛行申請書類」の作成画面

「飛行申請書類」の作成画面

今後、3年間で10万人の会員獲得を目指す

利用にあたってはユーザー登録が必要ですが、飛行支援地図サービスの閲覧や、機体や操縦者の管理機能については無料で利用可能です。また、飛行申請書の作成・印刷や、行政書士による飛行申請代行サービスについては有料となります。

今後、3年間で10万人の会員獲得を目指しており、日本気象株式会社と連携して飛行支援地図上で気象情報を調べられる機能の提供などの展開も予定しています。また、さまざまな企業と連携してドローンのライセンスを取得できるスクールの紹介や、ドローン専用損害保険の紹介などの各種サービスを提供することも検討中です。

この「SoraPassMap」は、本日5月27日(金)まで東京ビッグサイト(江東区有明)で開催中の「ワイヤレスジャパン 2016」併催イベント「IDE TOKYO ドローンソリューション&技術展」のブルーイノベーション株式会社の展示ブースで、実際に体験することができます。

参照サイト

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