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羽田空港で荷物コンテナ運搬車の位置を把握する実証実験

2019年10月15日

LCCの台頭により航空会社が増加するなど、国内外の空の競争が激化する中で、航空会社はより一層の業務効率化が迫られており、これを実現するため、IoT(Internet of Things)の活用によって品質と生産性を向上させる取り組みが注目されています。日本電気株式会社(NEC)は、羽田空港において、日本航空株式会社(JAL)の空港業務を効率化するIoTの実証実験を2019年7~8月に実施しました。

荷物コンテナ運搬車

空港内の屋外を移動する荷物コンテナ運搬車に、LoRaWAN(省電力の長距離通信で知られるLPWA通信規格のひとつ)に対応したGPSトラッカーを取り付けました。このGPSトラッカーからの情報を、空港内の2カ所に設置したLoRaゲートウェイと呼ばれる通信機器で収集することにより、羽田空港屋外のほぼすべてのエリアにおいて、運搬車の位置をリアルタイムに把握することができました。

また今回の実験では、Bluetoothの低電力仕様であるBLE(Bluetooth Low Energy)を使用した屋内での実証実験も行いました。BLEネットワークを構築したツールルームや格納庫、事務所などで、整備士を想定したJALとNECの担当者がBLEデバイスを身に付け、屋内での位置情報を取得しました。この結果、電波が反射して干渉しやすい環境下でも正確に位置を検出し、動線を把握できることを確認しました。

詳しくはプレスリリースをご覧ください。

※ヘッダ画像はイメージです。本文画像提供:NEC 

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