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2020年に打ち上げられた各国の測位衛星

2021年01月25日

第3世代GPS衛星の打ち上げ・運用が本格化

ファルコン9の打ち上げ

4機目の第3世代GPS衛星を搭載したファルコン9の打ち上げ

第3世代GPS(GPS III)の4機目となる衛星(SVN77)が現地時間の昨年11月5日(日本時間11月6日)、フロリダ州ケープカナベラル空軍基地からスペースX社のファルコン9ロケットで打ち上げられました。GPS IIIの打ち上げは2018年12月、19年8月、20年6月(現地時間)に続くもので、現在、軌道上にある4機すべてが運用を開始しています。

GPS衛星は、第1世代(ブロックI、1978~85年打ち上げ)、第2世代(ブロックII・IIA・IIR・IIRM・IIF、1989~2016年打ち上げ)を経て、2018年から第3世代(ブロックIII)の打ち上げが始まり、改良を加えた新世代の衛星に徐々に置き換えられています。第3世代は、従来のL1C/A信号に加え、ノイズに紛れにくく電波妨害に対して強度があるL1C信号を送信できるようになりました。

今年はこれに続く5、6機目が、いずれもSpaceX社のFalcon9ロケットにより2021年第3四半期以降に打ち上げられる予定です。

▽2020年に打ち上げられたGPS衛星(日付はUTC=協定世界時)

・GPS III-3(SVN76、2020年6月30日打ち上げ、同年10月から運用中)
・GPS III-4(SVN77、2020年11月5日打ち上げ、同年12月から運用中)

GLONASSとBeiDouも昨年、2機ずつ打ち上げ

GPS以外では、ロシアのGLONASSが2機打ち上げられ、うち1機は新世代のGLONASS-Kと呼ばれるタイプの衛星です。中国は静止軌道に入る第3世代BeiDouを2機を打ち上げています。なお、欧州のGalileo、インドのNAVICは、2020年は打ち上げがありませんでした。

▽2020年に打ち上げられたGLONASS衛星(日付はUTC=協定世界時)

・GLONASS-M(SVN760、2020年3月16日打ち上げ、同年4月から運用中)
・GLONASS-K(SVN705、2020年10月25日打ち上げ)

▽2020年に打ち上げられたBeiDou衛星(日付はUTC=協定世界時)

・BDS-3(GEO-2、2020年3月9日打ち上げ、運用中)
・BDS-3(GEO-3、2020年6月23日打ち上げ)

参照サイト

※ヘッダ・サムネイル及び本文画像の提供:SpaceX, Lockheed Martin