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オートモーティブワールドに出展された衛星測位の技術

2017年02月12日

自動運転やコネクティッド・カーなど、自動車業界における先端テーマ・最新技術の複数展示会からなる世界最大(運営会社調べ)の展示会「第9回オートモーティブワールド」が1月18~20日の3日間、東京ビッグサイト(江東区有明)で開催されました。
同展示会の「国際カーエレクトロニクス技術展」や、同時開催された「ロボデックス/ロボット開発・活用展」では、衛星測位技術に関わる多くの展示やデモンストレーションも行われました。その中のいくつかを紹介します。

▽マゼランシステムズジャパン/村田製作所

プレゼンテーションを行うマゼランシステムズの岸本氏

農機や建機などに向け精密衛星測位システムを提供するマゼランシステムズジャパン株式会社の岸本信弘代表取締役が、株式会社村田製作所のブースでプレゼンテーションを行いました。

マゼランシステムズの岸本氏

「みちびき打ち上げの今年は、日本における高精度GNSS元年になると期待しています」(岸本氏)

マゼランシステムズ社のシステムでは、GNSS受信モジュールと共に姿勢や位置の検出にIMU(Inertial Measurement Unit、慣性計測装置)が大きな役割を果たしています。そこに村田製作所が開発したMEMSセンサー(Micro Electro Mechanical Systems、半導体製造技術などを応用して作られる微小電気機械システム。可動ミラーや加速度センサなどが代表例)を使用していることから、同社ブースでのプレゼンテーションと機器展示が行われました。

岸本氏は、IMU統合型の測位モジュールの性能や来歴、京都大学や北海道大学などと行っている共同研究の試験映像、小型化のロードマップなどを紹介。「2018年度に1チップ化を達成し、将来的には1000円程度の非常に安価なモジュールとして提供したい」(岸本氏)と語り、聴衆の関心を集めました。

▽日本無線

日本無線の展示ブース
高精度測位チップJG11の模型

日本無線株式会社のブースでは、先ごろ開発着手を発表した、マルチGNSSによる高精度測位チップJG11の模型が展示されました(参考出展)。

「マルチGNSSに加え、みちびきのL6信号の補強データによる測位を行うことで、センチメータ級の高精度な位置精度を可能とします」としており、来場した自動車/部品メーカーの関係者から多くの注目を集めました。

日本無線の展示品

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▽エンルート

エンルートの展示ブース

ドローンメーカーの株式会社エンルートは福岡市の能古島(のこのしま)で行った「買い物代行サービス実証実験」に使用したマルチコプター型セルラードローンの実機を展示しました。
実験はMIKAWAYA21株式会社、株式会社NTTドコモ、福岡市と共同で行われており、この機体は携帯電話ネットワークを通じての操縦制御が可能となっているものです。

マルチコプター型セルラードローンの実機

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