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内閣府宇宙戦略室が「S-NET」準備会合を沖縄 那覇で開催 [結果レポート]

2016年03月02日

内閣府宇宙戦略室では「スペース・ニューエコノミー創造ネットワーク(略称 S-NET)」を紹介し、有識者による基調講演、先行企業の事例紹介などを行うS-NET準備会合を、全国各地で開催しています。2月17日には、5回目となる準備会合を沖縄・那覇にて開催しました。

今回の会合は、沖縄公開ワークショップと題し、4部構成で行いました。第1部の開会挨拶と基調講演に続き、第2部・第3部では、先行企業等による講演と、登壇者によるパネルディスカッションが行われました。第4部の閉会挨拶の後、名刺交換会が催され、参加者間で交流を深めました。

第1部で開会挨拶と基調講演

守山宏道 参事官

内閣府 宇宙戦略室 守山宏道 参事官

第1部の冒頭で、島尻安伊子 内閣府特命担当大臣の開会挨拶を、内閣府宇宙戦略室の守山宏道 参事官が代読しました。

以下、大臣メッセージ
「「沖縄エリアS-NET準備会合」の開催に当たり、宇宙政策担当大臣として、本日ご参加の皆さまにご挨拶申し上げます。また、このような会合が沖縄で開催されることは、沖縄担当大臣としても大変嬉しく思っています。
「スペース・ニューエコノミー創造ネットワーク(S-NET)」は、宇宙に関連した新産業・サービス創出に関心を持つ企業・個人・団体等が参加する、これまでなかった全く新しいネットワーキング組織であり、大変意義のある取り組みだと思います。
本日開催の準備会合は、3月22日に開催予定のS-NET設立総会に向けて、東京を皮切りに全国各地で開催されており、宇宙産業のバリューチェーン全体におけるベンチャー企業の役割・在り方や、宇宙産業と非宇宙産業の間の交流、今後のS-NETの方向性、関連する中小・ベンチャー企業支援の在り方などについて、検討されると聞いています。
私としては、宇宙関連の新産業・新サービスは、これからの日本の稼ぎ頭にならなければいけないと思っております。今回、発表される皆様、聴衆として参加された皆様におかれましては、是非、宇宙をキーワードとした産業の発展、そして、沖縄の振興にもつながるような検討を深めていただきたいと思います。今後、関係省庁、関係機関と連携しつつ、具体的なプロジェクトの実現、成功事例の創出に向けて強力に取り組む考えですので、S-NET活動へのご参加、ご協力をお願いいたします。
結びに、本日ご参加の方々、及び関係者の皆様の益々のご発展を祈念して、私の挨拶とさせていただきます。
平成28年2月17日
内閣府特命担当大臣(宇宙政策、沖縄及び北方対策)島尻安伊子」

会場風景

会場に詰めかけた来場者

続けて、基調講演で守山参事官がS-NETの目的について話し、「これからは従来の宇宙技術と非宇宙技術の交流により、宇宙産業全体の足腰が強くなっていく」として、さまざまな業界からのS-NETへの参加を呼びかけました。

これを受けて、慶應義塾大学准教授 白坂成功氏が登壇し、「宇宙が切り開く新産業の未来像」をテーマに講演しました。さらに、トーマツベンチャーサポートの森山大器氏が「ベンチャービジネス環境について」と題して講演を行いました。

第2部、第3部は、パネルディスカッションで議論

第2部及び第3部では、各部の登壇者によるプレゼンテーションの後、続くパネルディスカッションで議論を深める流れで行われました。

第2部では、プレゼンテーションテーマとして「データが実現する新しいビジネスソリューションのあり方」が掲げられ、各登壇者がサブテーマに沿って事例紹介等を行いました。まず、ソフトバンク株式会社の永瀬 敦氏が「ツーリズム」、株式会社オーシーシーの兼村 光氏が「待ちづくりモビリティ」をサブテーマに自社の取り組みなどを紹介しました。続いて株式会社JSOLの江田哲也氏が「アグリカルチャー」、NPO法人沖縄地理情報システム協議会の小渡 玠氏が「沖縄での取り組み」についてプレゼンを行いました。

第2部の登壇者

左からソフトバンク株式会社 永瀬 敦氏、株式会社オーシーシー 兼村 光氏、株式会社JSOL 江田哲也氏、NPO法人沖縄地理情報システム協議会 小渡 玠氏

向井田 明 氏

一般財団法人リモートセンシング技術センター 向井田 明 氏

2部の後半は、登壇者の4氏に一般財団法人リモートセンシング技術センターの向井田 明 氏が加わり、白坂成功氏がコーディネートする形でパネルディスカッションが行われ、衛星データを活用したビジネスソリューションの可能性について議論しました。

パネルディスカッションの様子

第2部 パネルディスカッションの様子

続く第3部のプレゼンテーションテーマは「”Connected Innovation” 変革するビジネス創出のあり方」。AvioCast(天陽航太科技股份有限公司)の本田芳樹氏が「海外展開」、株式会社フューチャーラボラトリの橋本昌隆氏が「オープンイノベーション」をサブテーマに講演しました。続いて琉球インタラクティブ株式会社の臼井隆秀氏が「新規ビジネス」、グローバル・ブレイン株式会社の青木英剛氏が「ベンチャーキャピタル」について話しました。

第3部の登壇者

左からAvioCast(天陽航太科技股份有限公司)本田芳樹氏、株式会社フューチャーラボラトリ 橋本昌隆氏、琉球インタラクティブ株式会社 臼井隆秀氏、グローバル・ブレイン株式会社 青木英剛氏

第3部後半は、「宇宙エバンジェリスト」の肩書も持つ青木英剛氏がコーディネーターを務め、他の登壇者3氏と共に「ビジネス創造のあり方」をテーマに議論し、意見を交換しました。

パネルディスカッションの様子

第3部 パネルディスカッションの様子

第4部は閉会の挨拶

牧野守邦 部長

内閣府沖縄総合事務局経済産業部 牧野守邦 部長

第4部では、内閣府沖縄総合事務局経済産業部 牧野守邦 部長より閉会の挨拶が行われ、「これからは宇宙からビッグデータが飛んで来る。沖縄では既にビッグデータを扱った事業が立ち上がっており、これを使って新しいビジネスとして何ができるかを考えていきたい。どのような形で宇宙からデータを提供すれば使いやすいか、といったこともS-NETの枠組みで検討していただきたい」との期待を述べ、会を締めくくりました。

3月22日にS-NET設立総会を開催へ

昨年より順次全国で開催してきた準備会合の成果を報告し、S-NETを立ち上げる設立総会が下記のとおり行われます。宇宙関連ビジネスにご関心のある方は、ぜひご参加ください。

▼S-NETオープニングイベント・宇宙開発利用大賞表彰式
・日時:2016年3月22日(火)14時30分~18時30分(受付開始14時~)
・場所:一橋大学 一橋講堂
   (東京メトロ半蔵門線、都営三田線、都営新宿線 神保町駅(A9出口)徒歩4分)