コンテンツです

[報告] 測位精度の効果を触って確認。みちびき新型模型がお披露目

2015年12月09日

多くの来場者が訪れたG空間EXPO2015(11月26~28日、日本科学未来館)で、みちびきの効果を知っていただくたため製作された模型が初展示されました。その名を「衛星数効果 解説模型」と言います。信号を受信できる衛星の数が増えればそれだけ測位精度が高まることを、実際に触って体感できる模型で、いわゆる「ハプティック」な触感を味わえる みちびき模型に仕上がりました。ちなみにハプティック(haptic)とは「触覚」という意味で、VR(ヴァーチャル・リアリティ、仮想現実)の分野などでハプティック技術やハプティクスは、ホットなテーマとなっています。

新たに展示されたみちびき模型

黄色い輪から手を入れ、ミニカーを動かす。衛星の機数が多い場合と少ない場合で、測位精度を比べるという

半球状のドームにバネで固定された衛星の模型と、ドーム内部の中央に置かれたミニカーの天井が金属の棒で結ばれているのが分かると思います。バネを使ったのには理由があります。

黄色い輪の穴から手を入れ、ミニカーを動かす様子

実際にミニカーに触って動かす様子

衛星測位では衛星と受信機の距離から測位計算を行いますが、その距離を求める時にどうしても誤差が残ってしまうという現実があります。衛星をドームに固定してしまえば距離は正確ですが、誤差をモデルに反映することができません。そこでバネなのです。バネを使うと、ある程度の正確さを保ちながらプラス方向にもマイナス方向にも誤差がある状態を表現できます。つまり、「おおむね正確ではあるが、避けられない誤差が残っている」という現実を、上手くモデル化することができるわけです。

正面からみた新型「みちびき模型」

左側が衛星8機、右側が衛星5機の場合。順番に触って「動かしにくさ」を実感します

この模型では、みちびきとGPSを合わせた衛星数が8機の場合と5機の場合で、ミニカーの「動かしにくさ」を実感してもらう趣向となっています。より「動かしにくい」ほど誤差の小さい、より正確な測位が可能になることを表しているわけです。従来からある軌道の説明モデル「準天頂軌道 衛星模型」(いわゆる8の字模型)と合わせ、今後さまざまなイベントに出展予定ですので、見かけたらぜひ触って実感してみてください。

関連情報