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ロボットカーコンテスト2014:埼玉県立大宮工業高校インタビュー(1)

2014年09月16日

埼玉県立大宮工業高等学校 第1回(2014年9月9日取材)

数々のロボットコンテストで受賞を誇る実力校が初出場

先生方と学生の皆さん (前列左から竹前先生、佐藤先生、岩﨑校長)

先生方と学生の皆さん (前列左から竹前先生、佐藤先生、岩﨑校長)

今回初出場となる埼玉県立大宮工業高等学校へ取材に伺いました。大宮工業高等学校は数々のロボットコンテストで受賞歴のある実力校です。約10名の学生が4チームに分かれて出場します。

─ 初出場ながら4チームも出場しますね。大宮工業高等学校は、衛星データ利用などの宇宙分野に力を入れているのでしょうか?

岩﨑校長

岩﨑校長

岩﨑校長
本校は今まで宇宙分野にあまり力を入れてきませんでした。
しかし、大宮は宇宙飛行士・若田光一さんの出身地ということもあり、今回GPS・QZSSロボットカーコンテスト2014に出場することを機に、今後は積極的に授業に取り入れていきたいと思います。
準天頂衛星システム「みちびき」を利用することにより数cmの測位精度が得られるのであれば、建築科の学生が自分たちの測量結果と比較するといった学習教材としての活用もできますね。

─ 大宮工業高等学校はロボット関連のコンテストで多くの受賞歴がありますね。

竹前先生
今夏に行われた、ロケットの開発及び打ち上げ技術を競う「ロケット甲子園」では準優勝しました。高校生ロボットアメリカンフットボール競技は2年連続で全国大会へ出場、キャリアロボット競技は一昨年に全国大会へ出場しています。

左から「ロケット甲子園」で準優勝したロケット、ロボットアメフトへの参加マシン、キャリアロボット競技の出場機

選抜高校野球大会の優勝経験もある

選抜高校野球大会の優勝経験もある

─ どのような学生がGPS・QZSSロボットカーコンテスト2014に出場しますか?

竹前先生
電子機械科の3年生10名ほどです。課題研究という授業の中でロボットカーを製作しています。
週3時間の授業ではコンテストに間に合わないため、放課後にも集まります。ただ、就職試験の時期と重なっているため、完成できるか心配です。

議論する学生の皆さん

必要な部品は自分たちで加工する

必要な部品は自分たちで加工する

─ 出場動機を教えてください。

ラジコンカーをベースにし、マイコンボードと GPSモジュールを搭載したロボットカー

ラジコンカーをベースにし、マイコンボードと GPSモジュールを搭載したロボットカー

竹前先生
独立行政法人科学技術振興機構(JST)のサイエンス・パートナーシップ・プログラム(SSP)より、センサー技術の研究で支援を受けています。
その取り組みの1つとして、GPS・QZSSロボットカーコンテスト2014に出場し、GPSを利用したロボットカーを製作することにしました。

─ 現在どのような開発状況ですか?

自作の2輪車も出場する

自作の2輪車も出場する

佐藤先生
4チームに分かれて、それぞれが自分たちのロボットカーを製作しています。3台はラジコンカーをベースとし、1台は自作の2輪車です。
現在は走行制御用のマイコンボードとGPSモジュールを接続し、GPSモジュールから出力される測位データの精度を分析しているところです。

─ 苦労している点があれば教えてください。

測位データを解析するプログラムを作成中

測位データを解析するプログラムを作成中

学生の皆さん
プログラムを組むのが初めてなので苦労しています。先生に教えてもらいながら進めています。
また、GPSモジュールから出力される測位データが安定せず、誤差もかなり大きいです。原因がわからず困っています。

─ 室内で測位すると捕捉できる衛星数が少なくなるため測位が安定しません。また、建物の近くで測位すると衛星からの電波が建物に反射して誤差が発生します。まずは校庭など建物が近くにない広いところで測位してみてください。皆さんの活躍を楽しみにしております。

埼玉県立大宮工業高等学校