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[セミナー2] LBJ2015でみちびきを活用したビジネス展開を議論

2015年06月19日

2015年6月10~12日に千葉・幕張メッセで開かれたロケーションビジネスジャパン2015では、企業・団体によるブース展示のほか、専門家によるセミナーや講演など多数のイベントが実施されました。
そのうちの1つ、6月11日に行われたセミナー「準天頂衛星システム利活用によるビジネス展開へ向けて」では、伊豆箱根鉄道株式会社の髙杉泰美氏、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社の佐野木良生氏、科学警察研究所の原田 豊氏の3名のスピーカーが登場。日本電気株式会社(NEC)の神藤英俊氏の司会で進行しました。

伊豆箱根鉄道の髙杉氏、伊藤忠テクノソリューションズの佐野木氏、科警研の原田氏、NEC神藤氏の講演写真

左から、講演中の髙杉氏、佐野木氏、原田氏、神藤氏

まずNECの神藤英俊氏がみちびきの概要に触れた後、伊豆箱根鉄道の高杉氏が、沿線活性化に向けた取り組みを紹介しました。

同鉄道は「いずっぱこ」の愛称でも知られる静岡県及び神奈川県で鉄道事業等を展開している西武鉄道グループの企業です。2015年3月には箱根エリアで、みちびきによる高精度測位とバスロケーションシステムを組み合わせた実証実験が行われました。その中で、専用アプリ「得っパコ」に位置情報を連動させた地域情報やクーポンの配信システムの可能性を探った経験などを踏まえ、自然災害など万一の際にも、利用者に向けた情報配信や安否確認などに有用となるだろうとの期待を示しました。

続いて伊藤忠テクノソリューションズの佐々木氏は、数十メートルから数ミリのオーダーまで、ビジネスによって異なるニーズに合わせたロケーション情報の活用事例を紹介。WiFi、Bluetooth、RFID、非接触ICカードなど、測位の手法がさまざまにある中で、みちびきとGPSはエリアを限定せず高精度の測位を可能にする特異な技術である、としました。

科学警察研究所の原田氏は、全国でボランティアベースで行われている「聞き書きマップ」の作成を支援するシステムを紹介。特に防犯の観点からは、都市部の高層ビル街での測位精度が重要であり、それを可能にするみちびきの重要性が高まっているとの持論を紹介しました。

最後に再び、NECの神藤氏が「地方創生や2020年のに向けた『おもてなし』を充実させる意味でも測位ビジネスに注目が集まっている。高い測位精度とビッグデータ解析が相まって、大きなビジネスチャンスが生まれる期待がある」とし、利用実証などへの参加を呼びかけました。

位置情報に興味を持つ来場者で満席となったセミナー会場の写真

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