

ホーム > みちびきコミュニティ > 2020年度の活動紹介
ホーム > みちびきコミュニティ > 2020年度の活動紹介
みちびきコミュニティでは2020年度もみちびきを活用した新たなアイディア創発活動(MeetUP活動)を実施しています。今年度は4つのチームに分かれてアイディア検討を行っております。
チーム1:mitena テーマ:いつでも繋がる通信手段の確立
チーム2:未来ボックス テーマ:みちびきのデジタル仮想空間・XRへの活用
チーム3:SensinGoodLab テーマ:視覚障がい者への歩行支援
チーム4:Wheelog テーマ:車いすユーザーが活用できる高精度位置情報の検討
2020年度MeetUP#1
1回目のMeetUPでは各チームの紹介やみちびきの最新動向についてや、受信端末の最新動向の共有などを実施いたしました。冒頭に内閣府準天頂衛星システム戦略室 上野参事官や日本情報経済社会推進協会(JIPDEC) 坂下常務理事からご挨拶やプレゼンを頂きました。
その後、NEC様、JAXA様、マゼランシステムズジャパン様、フォルテ様からみちびきの最新動向についてインプットを実施。
最後に各チームから現在検討しているサービスアイディアについてご発表頂き第1回を終了しています。
終了後もネットワーキングや議論の続きで大いに盛り上がりました!
2020年度MeetUP#2
2回目のMeetUPでは各チームの検討状況を共有していただき、各アイディアについて意見交換や議論を交わしました。 オンライン・オフラインのハイブリットでの議論となりましたが、非常に盛り上がりとても活発な意見交換の場となりました。今後は本議論の内容も踏まえて、各チームともサービスアイディアの実証実験やその先の実装に必要な事項を引き続き検討していく予定です。
みちびきコミュニティとは
みちびきコミュニティは、「みちびきのケーパビリティの正しい理解の浸透」「みちびきの認知度向上」「みちびきを活用した新しいユースケースの創出」などに取組む活動です。みちびきを活用したサービスアイディアを検討するMeetUP活動、情報発信活動を通して、衛星測位などの既存の業界外の方々も巻き込みながら、みちびきの新しい活用方法を創出していきます。
みちびき(準天頂衛星システム)とは、準天頂軌道の衛星が主体となって構成されている日本の衛星測位システムのことで、英語ではQZSS(Quasi-Zenith Satellite System)と表記します。
私たちが普段利用しているカーナビやケータイ電話は、夜空の星や灯台の明かりの代わりに、人工衛星が出す電波を目印にして今いる場所を教えてくれます。この衛星の電波を目印にして今いる場所を知ることを「衛星測位」といいます。このような、測位するための人工衛星を「測位衛星」と呼び、アメリカのGPS衛星がその代表例です。日本のみちびきも測位衛星の一種です。
みちびきは日本の真上あたりを飛んでおり、アメリカのGPS等と組み合わせて測位するための電波を出しています。測位衛星4機が出している電波を使うことで今いる場所を知る事ができます。
「みちびき」PRビデオ
※リンク先にナレーション全文を掲載しています。
カーナビはどうやって自分のいる場所を調べているのでしょうか。実は衛星から車までの距離を測っています。測位衛星が送る電波には、衛星の「位置」と「時刻」の情報が入っています。電波の速さは秒速約30万kmなので、電波が到着した時刻を調べると、衛星がいる位置から車までの距離がわかります。4機の衛星それぞれからの距離を求めることで固有の場所を特定することができます。
(1)安定した測位:日本の真上にいることで安定して情報を提供
(2)精度の高い測位:独自の補強信号の提供
(3)みちびきを活用した安心安全サービス:みちびきを活用した災害情報の提供
さらに、災害が起きたあと、どこの避難所にいるか、ケガはしていないか、どんなことに困っているか、などの情報を集め、みちびきを通じて防災機関に伝え、その情報を見て家族などの無事を確認することもできるサービス、「Q-ANPI」も提供しています。
※みちびきの配信サービスについては、こちらでご確認ください。